SPADIスコア計算ツール【無料】
肩の痛みと日常動作の困難さを評価するSPADIの13項目を、採用した正規の質問紙に沿って0〜10点で入力。痛み・日常動作・総合スコア(0〜100点)を自動計算します。
SPADI 13項目の点数を入力
各選択肢は0(痛み・困難なし)から10(最大の痛み・困難)。質問の内容と順番は手元の正規版に合わせ、対応する番号へ転記してください。未入力は「未入力・該当なし」のままで構いません。
痛み:5項目
痛みの強さに関する項目を採点します。
日常動作:8項目
動作や生活上の困難さに関する項目を採点します。
SPADI総合スコア
—点数を入力すると自動計算されます。
SPADIの採点方法と計算式
痛み:回答済み5項目(未回答がある場合は回答済み項目)の平均点 × 10 = 0〜100
日常動作:回答済み8項目(同上)の平均点 × 10 = 0〜100
総合点:(痛みスコア+日常動作スコア)÷ 2
判定方向:0点は痛み・機能障害が少なく、100点は大きいことを示します。高いほど良好という意味ではありません。
この計算機は、Breckenridge & McAuley(2011)やShirley Ryan AbilityLab、EULARの資料が示す各下位尺度を0〜100に換算し、その平均を総合得点とする方法を採用しています。一方、13項目の合計点を130で割って百分率とする記載も他の資料にあります。この2方式の総合点は必ずしも一致しません。研究・施設で採用している版と採点規則を照合し、異なる方式の値を混在させて経時比較しないでください。
未回答の扱い:本ツールでは保守的な入力ルールとして、痛み4/5項目以上かつ日常動作7/8項目以上が回答済みの場合のみ総合得点を表示します。欠損が多い場合に値を推測して補完しません。研究・臨床で採用する質問紙の正式な欠損ルールを優先してください。
SPADIを臨床で使う際の注意
- 初回と再評価で同じ言語版、説明方法、回答尺度、採点規則を使用してください。
- SPADIは自己報告の肩の痛みと機能障害に着目します。肩関節の可動域・筋力・病態を単独で測定するものではありません。
- 患者さんの回答を勝手に変更せず、未回答は未回答として扱ってください。
- 改善・悪化の程度を判断する際は、疼痛、動作、活動目標、測定誤差、疾患や集団を併せて考慮してください。
参考資料・権利について
SPADIはRoachら(1991)が開発した肩の患者報告アウトカムです。日本語版SPADI-Jpの信頼性・妥当性はSekiguchiら(2021)により検討されています。原版・翻訳版の質問票全文を転載する際は、各権利者・提供元への確認が必要です。実際に質問票を研究論文へ再掲載する際に開発者の許可を得た論文があります。本サイトは各研究者・学会の承認または提携を受けたことを意味しません。
- Roach et al.(1991)原著論文 — SPADIの開発
- Sekiguchi et al.(2021)日本語版SPADI-Jpの信頼性・妥当性 — 日本語版の研究
- SPADIの数値回答版を開発者の許可を得て転載した研究(2007) — 質問票全文の再掲載では別途許可を確認
- ISSHのSPADI解説 — 13項目合計/130の採点方式の記載
- EULAR SPADI尺度情報 — 下位尺度の平均による総合点の記載
- Breckenridge & McAuley, SPADI(J Physiother, 2011) — 尺度の構成とスコアリング
- Shirley Ryan AbilityLab — SPADI — 回答項目数や尺度の解釈
- 肩関節周囲炎の評価・再評価ガイド — ROM・疼痛・SPADIを合わせて考える
SPADI、ROM、結帯動作などの評価と、患者さんの動きの見方を勉強しましょう。